k-maxオリジナルエイプ100遂に完成。
試行錯誤しながらノーマルのルックスを生かしつつ、手を入れている所は、こだわりを持って造り込んだ車両です。
後はキャブセッティングを煮詰めて、乗りまくろ-っと!
この車両をベースにカスタム化して行きます。
NSR用の6本スポークを塗装をして仕様します。
NS-1のアウターを使用する為、バラしてOHします。
ディスク仕様にする為、および、フォークに腰を持たせる為に油面を規定より15mmアップにしてみます。
フォークとホイールを付けてみたらこんな感じになりました。
リアはXRモタードのスイングアームにNSRホイールの組み合わせにしています。
今回のテーマとして、ノーマルエンジンをベースに、やれる事を遣って見て、どれだけのパワーアップが体感出来るかをチャレンジして見たいと思います。
外見は腐食が目立ちますが、このエンジンに手を入れて進めていきます。
ヘッドを開けて見ました。
カムホルダーを外し、カムシャフトとご対面!カム山はカジリもほとんど見られずオイル管理が良かったのかな。
ロッカーアームはペーパーで修正程度ですかね。
サクサクとヘッドとシリンダーを外して見ました。カーボン溜まっていますね!
エンジンの要のピストンはこんな感じです。
フライホイールを外します。
クラッチカバーを外した状態です。
クラッチ、オイルポンプ、ギアシフトスピンドル等を全部取ります。
ケースを割るのですが、これがまた一苦労なんですよ。
1回もケースを割っていないエンジンですと、ほとんどがフロント側のノックピンが錆びて固着してなかなか割れないんです。
根気よく、なおかつケースにダメージを与えないように作業し、ケースを割った状態です。
クランク、ミッション、ギアスピンドル、キックギア等全て取り外し、いよいよエンジンに手を入れていきます。
まずはバルブを取り外します。
排気側のポートは、表面を滑らかにして段差の無い様に削り少し拡大させて研磨しています。
吸気側のポートにも、出来るだけガソリンがスムーズに燃焼室に入るようにと考えて表面を削りマニホールドの大きさまで段差が出ないよう拡大させて研磨をしペーパーで少しキズが入るように磨いています。
バルブのすり合わせをして、圧縮漏れを無くすように、シート面を均一に仕上げます。
純正のピストンのスカート部分を5mmカットして軽量化します。
ロッカーアームも耐久性を考慮してカリカリにせず、余分と思われる所を削っています。
カムホルダーは、オイルの流れがスムーズになるよう通路を馴らしています。
リテーナーとスプリングシートとの当たりを良くする為に、バルブスプリング上下面を研磨してバリ取りしています。
フライホイール加工、ノーマル1071gから825gに。
これ位の軽量化が最適。削りすぎると破損する恐れがありますよ。
クランクベアリングを抜き取り新品に交換します。
クランクの芯だし100分台で精度を計測します。
オイルジェット用の穴あけ加工しています。
オイルポンプから来たオイルを、直接オイルクーラーに流すのに丁度いいニップルが無い為、オリジナルで加工したニップルです。
ケース加工をしてニップルを取り付けています。
これでオイルポンプから来たオイルが直接オイルクーラーに流れて行きますね。
チャチャッと組み、フレームに乗せてチェーンを付けるとこんな感じです。
ジェネレーターカバーを加工して取り付けてみました。
マフラーは高性能なBRDをチョイスしてみました。
後日入手した、JRP製油冷ヘットカバーを付けてヘット周りの潤滑もより安心出来る状態になりました。